令和6年 地価公示が公表されました

3月27日(水)、国土交通省より令和6年1月1日現在の公示地価が発表されました。

北海道の宅地等の価格は、依然として多くの市町で下落が続いています。
これまでの地価下落による底値感などを背景に、下落幅の縮小や上昇に転じた市町などが多くあります。
札幌市及び周辺都市において、郊外の低価格帯住宅地の上昇や商業地の上昇が拡大しています。
全用途の平均変動率は平成29年から8年連続で上昇しています。

用途別の平均変動率

北海道

住宅地+4.4%(前回 +7.6%)
商業地+5.1%(前回 +4.9%)
工業地+5.3%(前回 +4.7%)

札幌市

住宅地+8.4%(前回 +15.0%)
商業地+10.8%(前回 +9.7%)

北海道内で地価の上昇率・下落率が最も大きかったポイント

地価上昇地

住宅地

富良野-201(富良野市北の峰町)+27.9%(全国順位1位)
千歳-19(千歳市栄町2丁目)+23.4%(全国順位2位)
千歳-10(千歳市柏陽2丁目)+20.6%(全国順位4位)

商業地

千歳5-4(千歳市幸町3丁目)+30.3%(全国順位3位)
千歳5-3(千歳市千代田町5丁目)+29.3%(全国順位5位)
  • 富良野市は外国人に人気の高いリゾート地で、別荘やコンドミニアムなどの需要が増大し、住宅地の地価を押し上げているものと思われます。
  • 千歳市の住宅地・商業地は昨年2月に大手半導体メーカー(ラピダス)の工場建設が決定したことにより、関連企業も含めた従業員向けの住宅地のほか、関連企業の事務所用地等の需要も旺盛となったことから、地価は高い上昇を見せております。

地価下落地

住宅地

上川-2 (上川郡上川町栄町)▲5.9%

商業地

夕張5-1 (夕張市本町2丁目)▲7.0% (全国順位2位)

なお、詳細につきましては、下記の国土交通省ホームページ「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」にてご覧いただけます。

「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」

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